文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

Queenの与えた影響

先月、遅ればせながら映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見てきた。今更説明する必要もないほど人気のこの映画。SNSでも大絶賛のコメントを多く見かけ、リアルなお友達数人も興奮の感想を述べていたことから、興味を持っていた。 また、私は音楽映画を好む傾…

私の元旦

暗くない話も書いておかねば。 一月一日の過ごし方は結婚以来ずっと変わらない。私は前日砂抜きをしていたハマグリでお吸い物を作り、祖母手製の餅をレンジにかける。そのあいだに夫が郵便受けの年賀状を確認する。お吸い物と餅を椀に入れ雑煮が完成、おせち…

静かな生活のために

あと数日で年越しという頃、独居老人である父方の祖母から手作りの餅が届いた。手作りといっても祖母宅にある「餅つき専用機」でついた餅だ。しかしその餅を祖母の手でひとつひとつこねて形にするから、個体差が著しく形も歪(いびつ)。それをジップロック…

年賀状を出す

早くも今年は家族全員冬休みに入ったため、我が家はドタバタと大掃除を展開している。日頃から主婦である私が綺麗にしておけば良かったのだが、ついつい後回しにしたベランダや手の届かないところの掃除、さらには手の届くところの掃除まで幅広く家族を巻き…

「歌うように」

子どもとの暮らしについて、近況報告がてらまとめてみる。 音楽教室の自作曲発表会が終わり、現在はコンクールに向けて準備をしている。初のコンクール、まさかバリバリ勝ち進むだろうなんて思っては居ないけれど、経験を積む良いチャンスだ。目標があると、…

「ある指導員」終了のとき

画像はフリー素材です(Canvaを使っていますよ) 「仕事と恋愛は似ている」と、今まで何度も耳にしてきたようなことを書いてみる。 「ある指導員」の職務最終日は突如訪れた。しかし、このブログにも書いていたようにずっと「試用期間での終了」の気配を感じ…

冬の気配、ふたたび

ドラッグストアのレジに並んでいると聴き覚えのあるイントロが耳に入ってきた。懐かしくて、冬の気配がする。去年、子どもと「冬はいつから始まるのか」話したことを思い出す*1。今年の冬もつい先日やってきた。あれだけ暖冬の気配が漂っていたところに気温…

日常と非日常

張り切って塗ったネイルカラーが剥げてきた。除光液で一気に落とす。文学フリマ東京から一週間以上が過ぎたのだと気づく。 * 私はいつも通りの日々に戻った。とある指導員としての出勤では、いつも通りとことん怒られる。指導員の指導員から「この調子だと…

文学フリマ東京:お礼と出店レポート(長文)

おかげさまで「第27回文学フリマ東京」に無事出店して参りました。友人たちの協力とご来店&ご購入いただいた皆さんのおかげで充実した時間となったこと、感謝申し上げます。二度目の参加・初の長時間滞在だったからこその喜びや発見もありました。詳しくレ…

第27回文学フリマ東京出店の詳細おしらせ

イベント詳細 第27回文学フリマ東京【!!!入場無料!!!】に出店し自作の本を売ります。開催日:2018年11月25日(日)場所:東京流通センター 第二展示場ブース位置:2階の「カ−24」時間:11時〜個人的都合により16時販売終了(イベントは17時まで) 詳細…

試し読み:『A 18kipper』公開

いよいよ次の日曜に迫ってきました第27回文学フリマ東京。そこで販売する新刊『A 18kipper』の試し読みをアップします。 前回2作はエブリスタにアップしていたのですが、今回は内容の構成上テキストではなくキャプチャで、このブログ内にてお送りいたしま…

音楽を作り、届ける

子どもの作曲発表会が終わった。 今回、自作曲を弾くという初の挑戦。個人レッスンで先生に見てもらっていたけど、家での弾き様を見る限り怪しい。心がこもっておらず弾くことに終始している。「タメ」も無くてアッサリした感じ。これはレッスンで学んだこと…

休息が必要

1〜2年に一度、疲れた頃に発症することで私の中ではお馴染みの胃腸炎にかかった。文学フリマの準備と家族のアレコレと新しい仕事でドタバタしていたからだろうか。 毎日ヤクルト飲んでるんですけどね。かかりつけ医にそう言うと「1本じゃ足りんってことよ」…

CHANEL in Miyajima!?

宮島の町家通りを調べたり、それに関する本を文学フリマで販売するということは、それなりに宮島のことが好きで興味がある。SNSも当然それを察知し広告を打ってくるわけで。先日SNSで「CHANEL MATSURI IN MIYAJIMA」という広告を見かけ「は?あの世界遺産で…

ブックコンシェルジュ母さん

今回の通勤ルートは図書館に寄りやすく、先日の帰宅前にも吸い寄せられるようにフラリと入館。その際、なんとなく目線を送った先に子ども向けのオススメコーナーがあった。そこで一際目立っていた本、これは我が子が好みそうだと借りることにした。もし気に…

森下典子さんの本

先般亡くなられた樹木希林さん出演の映画『日日是好日』の宣伝を見かけることが増えた。そこで「原作・森下典子」の名を発見し、ハッと息を飲む。 忘れもしないその名前、私が通信制大学時代にヨーロッパの芸術史を学ぶ上で参考にし衝撃を受けた本『前世への…

教える、を忘れないように

「とある指導員」というだけあって、新しい仕事は「誰かに何かを教える」仕事だ。いくつか実践し、「指導員を指導する人」に改善点など教わっている。 今回私は「ほとんど方向性はOK、だけどちょっと言い方がキツいかも。この箇所がダメだとか、こうすべきだ…

さなぎ

出勤日が少ないとはいえ新しい仕事に取り組むとなると頭を使う。家で書類に向き合っていると手も目も使う。つい無理な姿勢をして肩こりが悪化した。しまい込んでいたマッサージ器を慌てて引っ張り出す。それでも子どもが帰る時間に家に居られるのはありがた…

聖地巡礼の喜び

これまでに何度か我が子から「ママは小学生の頃にどんな本を読んでいたの」と聞かれてきた。 子どもが生まれてから月齢ごとに本人に合いそうな本を買ってきているが、不思議と自分の幼い頃に読んでいた・見かけた本が現役で販売されていることが多い。書店の…

子どもは秘密を守らない

前回のブログに書いた「ある指導員」の適性試験は無事合格した。詳細は書けないが、教育関係の地味で薄給な仕事である。しかし基本的に週一回出勤なので子どものスケジュールとも合わせやすく、台風で休校などといった最悪の事態にも子連れ出勤が可能という…

他者の目

また大きな台風が通り過ぎ10月になり、いよいよ秋の気配がしている。それに伴ってかは判らないがここのところの我が家はやや好調である。 特に子ども。夏休みの研究で代表になって賞を貰ったり、音楽教室の進路説明会で先輩として演奏する役を任されたり。「…

車窓の桟

何度か書いてきたが、幼少期から高校までを過ごした町は限界地域と呼ばれる田舎町だった。今は日本全国総じて身ぎれいな印象があるけれど、昭和の終わりから平成の初めのあの頃はバブルの気配すらなく、みんなヨレヨレとした服を着てゴチャゴチャと雑多な家…

誰も知らないところで

音楽教室で「大人の受講生のコンサートがあります」とチラシを貰った。そこで、昔からの友達がこの音楽教室系列で大人のレッスンを受けていることを思い出した。「もしかして○月○日に出るの?」と久しぶりに連絡を入れてみる。 残念ながら友達の出るコンサー…

クロモジの葉の香り

豪雨災害の夏は登山と無縁であった。5月に初めて登った山も、箇所によっては土砂崩れが起こっている。天気が良くても地盤はまだゆるく、また天気が良すぎて脱水などの危険性もあり涼しくなるまでは登らないことにしていた。 9月になり、夫も災害関連の変則的…

そこそこ普通の人間が今月観た2本の映画

学校にも職場にも「無類の映画好き」と呼ばれる人がだいたい居るものだ。彼らはひと昔ふた昔前ならば雑誌『ロードショー』を読んでいたり、単館上映の映画を好んでいたりの通な映画マニアだ。 私はそんなに映画が好きというわけではない。けれど観ないとも言…

二次被害

数日前、簡潔に言うならばセクハラを目撃しそのことをずっと考えている。この件は「する側もされる側も問題視していない」ところがポイントで、私はずっと「本来どうすべきだったのか?」とモヤモヤとした心持ちでいた。 当事者間にトラブルが発生していない…

gifted.5

今年の夏休みも、年に一度の療育センター受診。今回はいつもと勝手が違う。受診数ヶ月前に予約の電話を入れると「担当医が病気療養中につき別の医師が診る可能性がある」とのことだった。お医者さんもハードな生活だろうからなあ。担当医の先生は柔らかな雰…

老人の香り

同じマンションに住んでいる人が珍妙だと思うのは、同じ建物でほんの僅かながらも生活を共にしているからだろうか。住居というのはその人の生活や生き様が出やすいのかもしれない。 私は同じフロアの老女のお宅から漂う香りを感知しながらそのようなことを思…

スペシャリティを求めて

三宮から北埠頭経由のポートライナーに乗る。偶然にもクァンタム・オブ・ザ・シーズが停泊しているのを目撃し盛り上がる。マンションのような船。大富豪が、まるで暮らす様に旅をしているのだな。 降り立ったのは南公園駅。IKEAの最寄り駅というのもあり他の…

KOBE

午前五時、もう少し寝ようかと思ったけれど何かを書き留めたくなった。 私はいま旅先のホテルにいる。二十四時間前はまさか旅をするなんて思ってもみなかった。奇跡的に夫が二連休を獲得し、前の晩は休みだからと少し夜更かしをしてそのままゆっくりと起きた…