文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

野球顔とサッカー顔

世の中の男性には野球顔とサッカー顔がある、というのが長期的観測に基づく私の持論だった。あまり知らない人でも顔を見て「この人は野球顔だな」と判る。そして外れたことは無かった。

しかしながら2010年代に入ると急激に当たらなくなった。男性に遭遇する機会の減少、自分の加齢による判断力の低下などが考えられる。さらに、それまで「少年時代は野球かサッカーのどちらか」という環境が、多様性を帯びあらゆるスポーツを選択できるようになったのではなかろうか。

…なんて社会を分析したつもりになってみたが、そもそもそんな科学的根拠のない私の考え自体が間違っているのだとは思うけど。

私自身は野球観戦が好きだ。サッカーのことはよくわからない。しかしあまり熱狂的に野球を語りすぎると、人々とのお付き合いには支障が生じる可能性が高い。日本のネットでのお約束「政治と宗教と野球の話はするな」も正しい気がする。

そういうわけで自ら野球が好きと積極アピールすることはない。しかしひょんなことからママ友に野球好きがバレてしまった。だが、彼女も同様に野球好きだったのである。だからこそ私が隠しきれなかった野球好きの気配にいち早く気づいたのだ。よって、共に野球中継を見ながら試合運びや選手について(LINEで)語り合ったり、高校野球で互いの出身県を応援しあったりと楽しむようになった。

それまでTVに向かって「守りが甘いんだよ!」などと文句を言っては子どもに「ママ、もっと優しく」とたしなめられて来たが、ママ友宅でも同じ光景が繰り広げられているようで、子ども同士も結束を固めているようだ。子どもが大きくなって手がかからなくなったら、二人でグダグダ言いながら野球観戦するのが我々の将来の目標である。

そういえば女性に野球顔とサッカー顔があるかどうかを考えたことがなかった。女子野球や女子サッカーもさかんになった近年、もしかしたら女性も顔が判別出来るかもしれない。これから統計をとっていくのもいいな、と考えている。