文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

珈琲というアロマ

バスを待ちながら、遠くかすかに見えるひとつ前のバス停の様子を伺う。冬から春は見通しが良かったけれど、今は青々と茂る街路樹の葉に隠れてよく見えない。

内向的な気分のときは外の様子も認識できず、ただただ自分の内面へと沈んでゆくのだな。昨日は何となくやる気の起こらない一日だった。しかし今日は元気。月初だからだろうか。さあ、今月の本を買いに行かなくちゃ。ついでにいろんな用事も済ませてしまおう。

今回は初めて『パズル通信ニコリ』を購入した。毎日届く小学生新聞にも時々ニコリのパズルが掲載されており、いつか買ってみようと思っていたからだ。それからデアゴスティーニの『日本の名峰 DVD付きマガジン』の第一号。立山についての本&DVDが299円なら、そりゃ買いますよね。第一号が立山DVDで良かった…(第一号はだいたいお買い得だから)。

最後にあの珈琲豆専門店に立ち寄る。今日買うものは決めていた。いつものお姉さんに「ディカフェをください」と言う。夫が「カフェインを摂取したくない」と言い始めたからだ。お姉さんはやはりいつものように「試飲なさいますか」と言ってくれた。「アイスコーヒーもありますよ」アイスコーヒー!ここにも夏が来ている。迷わずそれを選んだ。

透明でシンプルなグラスに注がれたアイスコーヒー。氷はどことなくワイルドな感じ(「ロック」だけに…)。アイスコーヒーの濃さと氷の溶け加減が程良い。程なく珈琲豆の準備が整う。支払いを済ませて受け取った豆には「コロンビア ディカフェ」と書かれていた。

眩しい日差しのなか、珈琲の香りを漂わせながら歩く。自分からか、もしくはバッグの中からなのか、ときどきフワリと香ってくるのだ。アロマだな、と私は思う。

帰宅して荷物を仕分けし、子どもを出迎える。これは大人用だけど、子どももわかるのがあるから一緒に解こうね、と言いながらパズルの雑誌を見せる。案の定大喜び。おやつを食べながらパズルの時間だ。家の中もひきたての珈琲の香りに包まれている。

パズル通信ニコリVol.158

パズル通信ニコリVol.158