どのミルにするべきか

あれからも引き続き珈琲沼の歩みを進めている。夜、ディカフェの珈琲を淹れたとき、夫がしみじみ「うまい……」と言った。私はニヤリとしながら「でしょ」と答える。

「ミルも買おうかと思ってるんだけど」と話を続けた。夫は「ミルって何?」と聞く。
「お店で挽いてもらわず、豆のまま購入して家で挽こうかと思うんだよね、その挽く機械」「ああ」
特に反対される様子が無いので、稟議は降りたと判断する。

お店で珈琲を買った日は部屋じゅうに珈琲の香りが漂う。しかしそれは徐々に薄れていく。もちろん、珈琲の入れ物を開けたときは良い香りが広がりしあわせな気持ちになるのだけど、やはり挽きたての香りや味には敵わないのではないか。どうせなら挽きたてを毎日飲みたい。

『僕はコーヒーが飲めない』の5巻、第41話のサブタイトルは「ミルを買う」であった。電動と手動の違い・歯の形など、ミルの選び方の参考になる回だった。そこに手軽なミルとして出てきたのが「ラッセルホブス」の電動ミル。これは私がいつも行く珈琲豆専門店にも置いてある商品ではないか。

このミルを検索するとスターバックスのページも出てくる。スタバ店頭でも売っているのだろうか。デザインもスタイリッシュで、キッチンに並べたくなる。口コミでは「扱いが楽」「挽きムラがあるのでコーヒープレス向き」と書かれているのも発見した。挽きムラに関しては漫画内でも「振りながらグラインドすれば挽きムラが少なくなる」と言及されている。

コーヒープレスは以前私も使用していた。あれは美味しい。カップに粉が残る感じがあまり好きではなかったが、ペーパードリップするのとはまた違う味わいだ。でも入れ物部分を割ってしまい、新しいものは購入しないまま月日が経過した。

店頭でも漫画でも見たことだし、価格も高すぎるということは無いため購入決定。到着したら新しい珈琲を買いに行こう。「豆でください」とオーダーする日を頭の中で妄想しながら、配達を心待ちにしている。