整った待合室

今日は検診センターからこのブログを書いている。下腹部痛は膀胱炎でほぼ間違いないが、万が一のことを考えて子宮がん検診も予約したのだ。市町村からの検診チケットも有効期限が迫りながら財布の中に入れっぱなしになっていた。

検診を先延ばしにしていたのは、婦人科に行きづらいという理由からだった。今さら恥ずかしさなど無いが、出産した病院は当然妊娠中の人が多く、出産前の不妊治療時代から何となく待合室に居辛さを感じていた。不妊治療は数ヶ月の間だったが不妊治療専用待合室の場所を知ったのはしばらく経ってからだった(病院のサイトに書いてあるのに、場所がわからないので意を決して聞いたのだ)。

その後独身時代に行っていた婦人科に検診に行くと、カルテを見て久しぶりに来たとわかるやいなや「検診は必ず一年に一回しなくちゃ!」と厳しく言われ「いや、一年前は産科に行ったんです…」と怯えつつ答えて以来そこに行くのは辞め、また産科に戻っていた。

今回こそは。というわけで、家から遠い検診専門のセンターに来たというわけである。比較的新しく、最新の気配がする。待合室では番号で呼ばれ、個人情報は守られている。ジブリ映画主題歌のオルゴール版が流れるこの場所で、私は暇を持て余す。

来る途中、ラテンダンスを習っていた教室の近くを通った。見知らぬ新しい店もある。あとでこのあたりで食事をとることにしよう。テレビのない静かな待合室は完全予約制で人も少ない。女性向け雑誌が乱れることなくテーブルの下に並んでいる。

整っていて落ち着くけど、ちょっと物足りないのは何でだろう。人の気配を感じないからだろうか。それともエアコンの冷たさか。オルゴールの曲が硬くつめたく建物に響いている。