夏の始まり

三の倍数月に行くはずの美容院に、少し遅れて行ってきた。いまの家に住むようになって通い始めた近所の美容院。子供が生まれてからはキッズスペースが充実した系列店に行っていたが、担当がまた別の店舗に異動になったのをきっかけに元に戻した。

長く同じ店に通うと、当初まるで丁稚のようにシャンプーや切った髪の掃除に励んでいた子がカットをしている姿を見かけて成長を確認したりも出来る。

ヘッドスパやパーマ・カラーなど、長時間のコースになると飲み物がついてくるが、この店には「フルーツティー」が置いてあるのが特徴だ。いわゆるフレーバーティーではなく、ドライフルーツなどが細かく刻まれ、それをカップに入れお湯を注いだもの。ドライフルーツ部分も食べることができる。検索すると多くの美容院やエステで導入されているのがわかった。公式サイトの通販だけでなく、ロフトやハンズなどの実店舗でも購入出来るようなので近々試してみたい。

美容院でさっぱりしたあと、放課後の保育に行っていた子どもを迎えに行く。すると先生と子どもがわいわい盛り上がっているところだった。なんと、蝉の幼虫が見つかったという。土から出てきて脱皮をする前の状態。たしかにいつも見る蝉の抜け殻……の中に虫が入っていた。考えてみればいつも抜け殻しか見たことがなく、本物を見るのは初めてだ。先生がブローチのように蝉の幼虫をくっつけている。

子どもと手を繋いで帰りながら、蝉のことを話した。あの蝉はいつ脱皮するんだろう。あのまま先生にくっついたまま脱皮を待つのかな?だったら先生今日お風呂入れないね、困ったね。

まだ梅雨が明けたという話は聞こえてこないが、あの蝉が脱皮したら梅雨が明けたということにしてもいいかもしれない。