フレーバーティーの正体

「週に一度は家族を外食に連れていき、奥さんを休ませてやれ」というのは、結婚当初に夫が「先日亡くなった先輩」に教わったことだった。時折うっかり行かないときもあるけれど、だいたい週に一度の外食は果たされている。今日もその外食に行ってきた。

少し前に行った感じの良いイタリアン。高台にあり景色も良く、デートや女子会に使うと喜ばれることで有名な店だ。これまで独身時代や産前に友達としか来たことが無かったが、今になってなんとなく家族で行ってみたところ、この味の良さに虜になった。独身時代や産前はここまで美味しく感じなかったのにな。

特に気に入ったのがフレーバーティー。これについてはこのブログでも書いたことがあると思う。あれからルピシアなどでフレーバーティーやフルーツティーを試してみたのだが、この店ほど香り高い味わいがしない。砂糖を入れずとも甘みが強い嬉しい不思議、なぜなんだ…。それを知るために我々はあまり時間を空けず再訪した。

今日も前菜からパスタまで美味しかった。焼きたてのパンがなんとも言えない。ドルチェとともに、前回と同じフレーバーティーをオーダーする。今回は茶葉をじっくり観察したが、やはりその美味しさの正体がわからない。こんなに美味しいのにわからないなんて。

意を決してレジで支払いをしながらたずねると、レジのお兄さんが厨房へと確認に行ってくれた。そしてその正体がフレーバーシロップであることを知ったのだ。なるほど、例えばアップルティーなら、アップルティーの茶葉ではなく、ティーポットに茶葉とアップルのフレーバーシロップを入れているということか。だから砂糖を入れずとも甘く、香りも強かったのだ。

お兄さんはわざわざ商品名のメモを渡してくれた。帰りに寄った大型酒店には無かったから、またネットで探してみよう。本当は自分の力で正体を突き止めたかったけど、ある程度のところまで頑張ったらお店の人に尋ねるのが良いと今回学んだ。それに、本当に美味しいということをお店の人にも伝えることができたし。「シェフを呼んでくださる?」と言い感謝を述べる人の気持ちが少し解った気がした。