適当に買った傘は長生き

二年前に買った晴雨兼用折りたたみ傘が壊れた。一万円も出して買ったのに、骨と布がバラバラになり脱げていく。裁縫道具で繕えば直るのだろうか。しかしここのところ扱いづらくもあったので、思い切って買い換えた。

先日届いた傘は軽量。楽天のレビューを見て購入した。値段もお手頃。これなら壊れても諦めがつく。そう思って使用したら10日もせずに骨が折れた。それも、どこかへぶつけたわけでもなく自然と。安物買いの銭失いとはこのことだ。

折りたたみ傘が壊れやすいというのもあるのだろうか。しかし折りたたんでこその携帯傘。今日私は百貨店の傘コーナーで熟考した。セールの棚も定価の棚も全て見た。子どもが「これにしなよ!」と言った派手なUV傘もスルーして選んだ傘は「半分折りたたみ」。頑丈で、ミドル丈くらいの折りたたみ具合。折りたたまなくとも傘をくるくるとまとめることができる。UVではなかったが、もう気にしないことにした。どうせ道路から照り返しが来る。日差しさえ避けたらいい。

こんなに考えて買った傘よりも、適当に買った傘のほうが保つのは何でだろう。私が雨の日に使う通常サイズの傘はもう10年近く使っている。ある日なんとなく買ったアフタヌーンティーリビングの傘。時折店舗に忘れたりしながらも、ちゃんと取りに行き手元に戻って来る。ビニール傘も思ったより健闘してしまう。手に持った感触は痛いけれど、見通しの良さがいい。

今日買った傘も、長生きの適当傘より短命に終わってしまうのだろうか。どんな傘も強風が来れば煽られ曲がる可能性があるのに、熟慮に熟慮を重ねて選んでしまう。それだけ、雨の日は快適に過ごしたいんだ。