国語辞典をヘビーユース

「ママ、『冴える』ってどういう意味なの?」と子どもに聞かれ、私は即答できなかった。「えっと…頭の回転が良くなって、いろんなアイデアが思いつく、みたいな?」子どもはピンとこない顔をしている。「ええとね、頭の中がクリアに……」

最近子どもに質問される言葉が難しくなってきた。ふんわりしたイメージでしか説明できない。そこでiPhoneに入れていたアプリのことを思い出した。今年の初め、セールになっていた「精選版 日本国語大辞典」のことである。早速起動してみると次のように書かれていた。

4. 目や頭の働き、神経、気持ちなどがはっきりする 

私の頭の中も、はっきりとした。冴える。

他にも子どもにはいろんな言葉を尋ねられた。このアプリは検索履歴も残るので、振り返ってみる。「おとり」「バーディー」「ワイルド」「栄光」「冬瓜」「アプローチ」「はたして」。バーディーは宮里藍さんのゴルフのニュースを見ていたときに聞かれた言葉だ。一打差だったっけ、それとも二打差?ゴルフをやっていないときちんと説明できない。栄光も難しかった。そもそも栄光とは何なのか、自分がわかっていなかったようにも思う。冬瓜は先日牛すじと煮込んだため。漢字を教えたら夏なのに冬瓜なの?と聞かれ慌てて検索したのだった。冬瓜はかぼちゃのことも意味するようだ。

夫にもいろんな言葉を尋ねられると気付いた。昨日のこと、私の日記を読んでいた夫*1が「堂に入る」でいいの?と聞いてきた。最近子どものピアノの弾き方が「堂に入っている弾き方になった」と私が記述していたからだ。夫は「堂」ではなく「胴」ではないかと思ったらしい。私も無意識に「堂に入る」と書いていたため、これも検索したところ「堂に入る」で合っていた。グーグル検索でも出るのかもしれないが、アプリの方がスマートで感覚的に早い印象だ。

そんな「精選版 日本国語大辞典」のアプリは当時4,800円もした。今の販売価格は7,800円。しかし元の書籍としての値段は一巻15,000円が全三巻で45,000円、税込で48,600円!精選版ではない完全版は十三巻で226,800円!!絶対買えない!私は飯間浩明さんのツイートが流れ流れてきて知ったのだが、即決で購入した。時々しか使用していなかったが、見た目の美しさや単純に読み物として暇つぶしもでき、楽しめている。これからも家族や自分の疑問に思った言葉を検索していくことになるだろう。今年買ってよかった「本」のひとつになった。

 

 

*1:私個人の日記を夫が読んでいるのはおかしいと思われるかもしれないが、我が家では私の日記は家族に向けてフリーとしている。読まれて困ることは書いていないし、夫や子どもは日々を振り返りたいときに「読ませて〜」とやってくる。