青い薔薇の下にある大人の事情

先日購入した『小学8年生』を読んでいた子どもが「答えがわからない」と言いながら本を見せてきた。謎解きの答えがどう考えても「うらにわ」であるのに、誤植で「こうてい」になっていたのだ。子どもに「これは作った人が間違えたんだよ、世の中にはそういうことがたまにあるんだよ。ニュース番組で訂正してることがたまにあるでしょ」と誤植について説明した。

そこで私はかつて自分が『小学二年生』の雑誌で遭遇した不思議な漫画を思い出した。その漫画は「青い薔薇の下には死体が埋まっている」という恐ろしき内容だった。主人公が誰か(おじいさん?)からその話を聞いていると、「ほら、こんな風に」と今度は主人公が土に埋められ、その上に青い薔薇が咲くというオチである。そして最後のコマには「つづく」と書かれていた。

しかし翌月の『小学二年生』にその続きは掲載されていない。私は前の号をもう一度確認する。やはり「つづく」と書かれているし、最初のページには「新連載開始」とまで書かれているではないか。もしかして急な事情で終わったのだろうか。私だってあんなホラー、好みでも何でもない。しかし「つづく」と書かれた以上気になるのだ。しかし翌月の号に但し書きやお詫びは何も書かれていなかった。

大人になってもなお、あの謎は気になる。しかし当然ながら、もう雑誌は手元にない。