文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

会うは別れの始め

2018年から我が家は日めくりカレンダーを導入した。トイレに貼ると教育に良いと聞いたからだ。お遊び系ではなく、ベーシックで昔ながらのあの日めくり。今見るとレトロで逆に新しいから不思議。

今回購入した日めくりカレンダーには金田一秀穂先生監修のことわざも毎日一文ずつ掲載されている。これが意外に役立つ。世の中にはこんなに知らないことわざ・言い回しがあったんだなあと気づかされる。

1月20日の言葉は「会うは別れの始め」であった。たしかに世の中というものは、会うことは即ち別れの始まりである。当たり前のことと言えばそうなのだけど、それをことわざとして聞かされると「なるほどそのとおりだよね」と腑に落ちる。法事でいかにもな法話を聞いてしみじみする老人のようだけど。

自分の過去現在未来の「会う」と「別れ」について、ふと考える。トイレで日めくりカレンダーを眺めるその一瞬に。「下半身の服を脱いだ状態で便座に座って真面目なこと考える自分」に笑ける気持ちもありながら。滑稽なようでいて、これが人生だよなと思う。