文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

あちら側とこちら側

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今更ですが、これが「アラビアのルスカ」です。

週末、子どもの音楽教室イベントが終わりお腹を空かせた我々はブラブラと街を歩く。普段歩かない観光地は外国人と日本人でごった返している。そこから住宅街の方に抜けると、見知らぬ店がたくさん並んでいた。かつて私がこのあたりに暮らしていたときはスーパーしか無かったのに、今は小洒落たカフェでスムージーのテイクアウトまで出来るという。そんな需要があるのか。それだけ観光客が増え住宅街側にも足を伸ばす可能性があるのか。そのまま我々は大通りに向かい、入ったことのない店で軽く食事をすることにした。

通された窓際の席に腰掛ける。窓の外には大通り。その道路の向こうにかつての職場付近が見えた。ああ、先日zineやリトルプレスを扱うお店を訪問したとき、あのあたりを歩いたのだった。だから決して久しぶりではないというのに、新しい店にたくさん出会ったせいか新鮮味がある。昔会社帰りに通った店は改装中の様子。それを眺めながら新しい店で過ごす。子どもはイベントをやりきった達成感と緊張からの脱却で、大人サイズの食事を完食した。

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そんなことがあったから、今日も知っているようで知らない道を通ってみようと思った。子どもを預かり保育の場所まで送り、そこから帰宅するまでの道すがら。この街もついに桜が咲き始め、それを撮影しながら散歩のように。

橋から大きな川を眺めていると、眼下に学生ボート部らしき人々が見える。ボートを漕ぐこと無く、ぷかぷかと浮いている状態。二人乗りのボートで、先頭の子はペットボトルの飲み物を手に、後ろの席の子はそのままボートに背中をあずけて一休みしている。こんな春の陽気だったら練習している場合じゃないの、よく分かる。

最後はいつもの珈琲豆専門店に寄って200gの豆を購入する。スタッフが新しく一人増えていた。試飲の珈琲をもらいながら、このブログを始めてから4月で1年になることに気づく。桜を眺めながら過ごした日のことを書いた記事からスタートし、ちょうど一年、ぐるりと一周した感じ。今後とも細く長く、どうぞよろしくお願いいたします。

 

↑「アラビアのルスカ」についてはこちら。