文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

社会にあぐらをかいていた

Twitterのタイムラインに、東京医大が不正に女子受験生の点数を減点していた件にまつわる話ばかりが流れてくる。そのたびに色んな思いが胸を去来する。

以前このブログにこんなことを書いた。

以前勤務していた会社のことを思い出した。新人研修で女性だけ呼ばれ「基本的に産休はないと思ってください」と言われたことを。会社の案内には「産休制度あり」と書かれているのに。しかし何年も経過し、今はその会社でも産休をとる女性がいるようだ。

http://leftright.hatenablog.com/entry/2017/05/27/145036

私が高校卒業後に二年制学校へ進んだのは安い学費、悪くない偏差値、高い就職率であったことも書いたと思う。高い就職率というのは、女性が寿退社する前提での就職率だ。みんなが知っているような企業に就職する人が多かったけれど、採用側も長く勤めて欲しいだなんて思っていないのだ。若い女の子を定期的に採用し新陳代謝をはかる。古い人は辞めるか、それとも……。

女子新入社員のみに突きつけられた話に悲しみながらも、私はそういう採用体質に甘えていた部分があると思う。

私が進学就職した時代、既に社会は新しい波がきているものだと思っていた。女性に自由を、だなんて戦後あたりの話だろというイメージ。しかし、今回の不正のニュースにしても、ここ数年の色んな出来事を見るにつけても、私が思っていた常識は実は古く、社会は次のステージに動き出しているかのようだ。

私は社会にあぐらをかき、都合のいいときだけ悲しんだり、都合のいいときだけその旨味を享受していた。けれどもう次の時代はそうではない。たとえば我が子が進学就職するような時代に、あらゆる人の頑張りがそのまま認められる社会にならなければ。減点だなんて無いよね……。

一方で、社会に関する苦言とか、政治の話とか、ネタにするのはちょっと嫌という気持ちもある。なんか、政治論で熱くなる人見るの片腹痛いし。けれど間違ってるとか、なんかおかしいぞとか、そういう気持ちを書き留めておくことは必要だろうと思い、ここに記す。