文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作り始めました。

私の元旦

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暗くない話も書いておかねば。

一月一日の過ごし方は結婚以来ずっと変わらない。私は前日砂抜きをしていたハマグリでお吸い物を作り、祖母手製の餅をレンジにかける。そのあいだに夫が郵便受けの年賀状を確認する。お吸い物と餅を椀に入れ雑煮が完成、おせちを広げみんなで朝食をとる。爆笑ヒットパレード をオンタイムで視聴する場合もある(録画し後日ちまちま見ているのだ)。

年賀状を読み「もし届いたら返事を出す」と決めている人に返事を書く。こちらが遠慮して年末に投函していないケースもあるのだ。洗濯物を干し、先ほど書いた返事と去年の破魔矢を持ち出かける。ポスト経由で近所の神社に破魔矢を返納しお参り。今年の破魔矢を買い、神社前で家族写真を撮る。

そのあとは夫の実家へ。いつも散々おせちやお雑煮をご馳走になり何もしない嫁である。「いいからゆっくりしててね」という夫母の言葉に甘えてここまで来た。夫母が他の人にキッチンを触られるのが好きでないという情報も真に受けて。しかし、子どもが大きくなったのと夫がうたた寝を始めたことから今年は珍しく洗い物をする。手を動かしながら夫母と話すのはなんだかいつもと違う趣がある。日本の奥様方はこうやって共同作業することで結束を固めてきたのだろうと想像する。

よくお正月の「嫁業の辛さ」や「男は呑んで寝て、女は働いて」という話を聞く。もちろんそれは時代遅れだと思うけど、共に作業する楽しみは味わいたいものだ。みんなで準備して楽しみ片付ける。夫母は何度も「洗い物させちゃってごめんね」と言ってくれた。いや、楽しかったです、むしろまた楽しませていただけたら。