文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

計画を楽しんでこそ旅/高知からの「おもしろミラクルルート」

旅は計画から始まる。旅本編だけが旅ではない、計画を楽しんでこその旅。これが私と夫の信条である。

世間は近々ゴールデンウィークだが我が家には関係のないこと、夫が仕事の日には子と近隣の低山にでも登るかと私は考えていた。そこに夫から「○日間の連休が確保できた」と突然の朗報。正月三が日にも出勤せねばならない労働環境で!?「働き方改革」の弊害により管理職は瀕死だと思っていたのに。

こんな奇跡の休暇は二度と起こりそうにない。ここで大きめの旅に出なければあと十年チャンスがなさそうだ。というわけで我々はこの週末、ずっと旅の計画をしていた。金曜の夜から日曜にかけて、ひたすら情報収集と予約に明け暮れる。

ただ「〇〇へ行って、観光して、帰る」というだけでは面白くない。それなら誰にでもできる。敢えて変なルートで目的地へ行き、ちょっと違うものを見て、また別の不思議なルートで帰ってくる。そんな旅がしたいと思っていた。秋の文学フリマ東京で販売する本に関連した取材も含めたい。

みなさんご存知と思うが、このゴールデンウィーク改元の10連休で旅行が大人気、いつも以上にチケットや宿泊が取りにくい状況である。急に降って湧いた休みゆえ、我が家も確保に苦労した。確保できない分「おもしろミラクルルート」が確立できたと思う。

「旅の予定をWWW上に漏らし空き巣被害に」というニュースをしばしば見かける。我が家もゴールデンウィークのどこで、何泊の旅に出るか事前には記載しない。しかし実行後にはしっかり報告させていただく所存である。

その旅計画で残念ながら予約に至らなかったルートをご紹介したい。

おもしろ系の旅行で外せないのがLCCを利用した格安移動。ピーチジェットスターバニラエアなど選択肢も豊富になった。ジェットスターのサイトを見ていると「ゴールデンウィーク空席情報」がわかりやすく、ついつい妄想も膨らんだ。

その中で「関西空港高知空港」という便を眺めながら、もし自分がこの便を利用した場合、高知から広島方面までどのようなルートを使うのが良いだろうかと考えてみた。

以前親族が高知に住んでおり、見舞いで訪れた時は広島〜岡山間を新幹線・岡山〜高知間をJR南風で、という選択をした。子どもには嬉しいアンパンマン列車であったが、大歩危小歩危経由の忍耐力を要する長い道のりであった。もっと面白いルートはないだろうか。

そこで見つけたのが、
・高知から今治までJRで移動
今治港から大三島ブルーラインせきぜん渡船岡村島までフェリー移動
岡村島から徒歩もしくはタクシーで御手洗まで移動
高速バス(とびしまライナー)で一気に広島市内へ、
というルートである。

とびしまライナーの広島行き最終が14時台であることから我々は断念したが、途中で宿泊を入れるなどして時間に余裕のある方はぜひトライしていただきたいコースである。

高知からであれば松山に高速バスで移動し、松山観光港から広島港まで船で帰るという選択肢もあるが、それは我々の中では「ごく当たり前」なコースなので却下した。さらに関西空港を起点として考えれば、大阪から松山のオレンジフェリーも捨てがたい。以前「ガイアの夜明け」でも特集されていたはず……と、妄想は止まらない。

単純に「大阪から広島まで新幹線で帰ってくればいいじゃん」というのは、論外である(家族の健康状態如何では勿論その選択もあり)。

御手洗港は雰囲気も良く気になっている場所のひとつである。福山・鞆の浦にも雰囲気が似ているように感じる。大きな旅に絡めず、目的地を御手洗としたお出かけでいつか実行してみたい。

 

追記。

計画を楽しんでこそ、と言いつつ、思い立ったその勢いで旅立つのもまた、良いものである。なんでも良いのだ、楽しめば。