文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

ホリデイ書店での休日

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ゴールデンウィークも終盤に差し掛かってきた。旅も終わってしまったので、長期休暇の如く子どもと向き合う日々である。休めるのは良いことだが、長すぎてワンパターンになりすぎてもお互いくたびれるだけ。

そんなときは本屋さんに行くのがちょうど良い。フラっと散歩をし、ガタゴト電車に乗り、本屋さんで各々の本を探す。買った本をカフェで読む。

今日はずっと行きたいと思っていたお店に初訪問してきた。また、ありがたいことに、こちらで私の本『BRANCH_HIROSHIMA』の委託販売が始まることになったのだ。納品がてら、我が子と共に客としても利用させていただくこととした。

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広島県廿日市市、JR廿日市駅から徒歩で僅かの位置にあるホリデイ書店さん。線路にもほど近く、JRの車内からもその姿を確認することができる。


店主の宮本さんにご挨拶し『BRANCH_HIROSHIMA』を納品。宮本さんは同じく廿日市市にある「おひさまパン工房」のブックセレクトも担当されているそうだ。おひさまパン工房といえば、かつて宮島の町家通りに店を構えられていたパン屋さんである。その名は『町家通り通信』でも確認した。移転され廿日市市で営業なさっているのか。なんとなく縁を感じた。

私が宮本さんとお話ししている間、我が子は店内の本にウキウキワクワクし、タイトルをひとつひとつ確認しては盛り上がっている。大人向けの本だけでなく、子ども向けの本もたくさんあった。この本読んだね、この本が気になるね、と感想を述べる我が子に、熟考に熟考を重ねた「これだ、という一冊」を選ばせる。

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マッチ箱みたいな『むしくいさま』。この手の「パラパラ本」、よく本屋や美術館の売店でねだられてきた。一瞬で終わるよ?本当にいいの?と念押ししたが揺らがないようなので購入。確かに、めくっていると気持ちが良い。何回もめくってしまう、癖になる本である。

私は、やはりリトルプレスが気になる。こちらには宮島ゆかりの方へのインタビュー本『ななづくし』という宮島関連本が置いてあった。これも欲しかったのだけど、もう一冊どうしても欲しいものがあり次回に持ち越し。子どもに一冊だけよと強いておいて自分だけ二冊というわけにもいかなかった。

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選んだのは廃線となった三江線の本『三江線3.31 最終運行日の記録』である。

私は三江線に一度乗ったことがある。幼い頃に「天空の駅」宇都井駅のそばを車で通過したこともある。「あれ駅?駅なの?」と親に確認したけれど、返事は無かった。天空の駅だとメディアで取り上げられるようになり「あ、やっぱりアレ駅だったんだ」と知った。

もう三江線に乗ることはできない。せめて本でだけでも、最後を見届けようと思った。

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ホリデイ書店さんはドリンクの注文できるカウンター席もある。これも我が子との約束であった。コースターがどれも可愛い。

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子は柚子茶、私はアイスコーヒー。非常に美味しかった。ホットコーヒーも豆が三種類あっただろうか、"本気の豆"が使用されている気配。

我々が滞在している間にもお客さんが数名いらっしゃる。ご近所の方にも愛されているのがよくわかった。こんなお店が近くにあったら、フラリと毎日のように来てしまうだろうから。

我々は今回新刊書を購入したが、古本や雑貨も置かれている。

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さらに、沖縄のフリーペーパー『夕焼けアパート』と、ホリデイ書店さん発行の『ホリデイ書店通信』も頂戴した。『ホリデイ書店通信』も宮本さんの歩幅を感じるような、手作りの温かみがある内容だった(内容は店頭・イベント・通販で入手のうえお楽しみください!)。

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お店の前の電柱、妙に魅力を感じる。住所表示の凸凹具合だろうか?

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というわけで、そのうち『BRANCH_HIROSHIMA』も店頭に並ぶのではと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。