文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

リアルな本屋さん

用事の合い間に本屋へ行った。子どもの「基礎英語1」10月号のテキストを買う。ついでに何か良いものはないかとあたりを見回す。久々に文庫本のコーナーへ。足取りと同じくぶらぶらと目線を送っていると平松洋子さんの本を見つけた。私は彼女の『おもたせ暦』が好きだ。最初に読んだのがそれだから、というだけなのだが。しかし平松さんの本のことを最近忘れていた。何の気なしにふと再会できたのはリアルな店舗ならではだと思う。

おもたせ暦 (新潮文庫)

おもたせ暦 (新潮文庫)

 

ネット書店の方が便利なのはわかっている。「あなたへのおすすめ」の表示の良さもわかる。けれどリアルな書店のよさとは、ひょいと歩いて多ジャンルを踏み越えられること。パッと見て視界に入るものの多さ。ネット以上に容易に、思いがけぬ本に出会える。そして何より、本物の紙の質感を確かめ、その重みでその本そのものを思い知る。

そしてまたひとつリアルな書店が閉店した。

一方でニッチなニーズに対応したリアルな書店の誕生も数多くみられる。先日台風の被害に遭った本屋lighthouseさん然り(これまたツイートしたとおり、水濡れ本を購入。少しでも支援になればと)。でんぱ組.incを卒業した夢眠ねむきゅんの夢眠書店然り。みんな自分の手の届く範囲で、ぽつぽつと本の灯火をともしているのだろう。

復旧支援用・水濡れ汚損本 | 本屋lighthouse

ブログの更新間隔が空いてしまいましたが、その間に新刊の作業を進めておりました。いつもの業者さんに印刷・製本のオーダー完了。入稿期限は11月の頭。現在のところ本文が二段組で60ページ、そのうちカラー20ページ……といったところ(前後の可能性あり)。11月24日の文学フリマ東京直前には関連の投稿も増えてくるかと思いますがよろしくお願いいたします。

今回調子こいて新刊を100部印刷します。2月の文学フリマ広島分やリアル書店さんへの売り込み分も同時に印刷しているから、というのもあるのですが。時にはこんな思い切りも必要なのさ。