文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

引退試合の季節に

プロ野球シーズンもほぼ終わり。引退を発表する選手もみられ、地元チーム・広島東洋カープでも引退試合が行われた。野球選手には色んな形の引退があるけれど、ベテラン選手の場合は自分と同じくらいの年齢になってきた。選手のひとりは入団時から比較的贔屓目に動向を確認してきた人だったので、寂しさと感慨が同時に襲ってくる。

私は野球に詳しいわけでもないし、以前は別の球団のファンであった。しかしこの街で過ごすようになり、いつの間にか洗脳された次第である。テレビも街の中も地元球団の情報に溢れすぎているのだ。誰が入団したとか活躍したとか、自然と耳に入ってくる。野球見たさにプライベートで、また職場の任務として球場に行くうちに、気づいたらカープのタオルを購入していた。「レディースナイター」というテレビ局主催の女性向け無料入場企画に応募し、友達と観戦することも多かった。ノリでメガホンやユニフォームも買ってしまった。ユニフォームの背中には「!」、カープのキャラ・スラィリーの背番号である。

さらに私は球場で1シーズンだけアルバイトした経験もある。その年は小林幹英という新人ピッチャーが活躍した年であり、アルバイトの中でも「今日は幹英が出るから勝つね」なんて話をしたものだった。その年以降彼に目立った活躍はなかったが、いまだにコーチ姿を見かけると「おっ、頑張れよ」と思う。さらにその年は大野豊引退の年でもあった。引退セレモニーの名言はファンにも語り継がれているが、私はそれを働きながら聴いていた。

カープ女子の出現・新球場の建設・チームの躍進*1……それに伴い観客が増加し気軽なチケットの購入が出来なくなったこと、さらに自分の出産・育児といった環境の変化もあり、球場で観戦することは減っている。テレビでの観戦が主になるが、生活のそばに球団のある暮らしはこれからも変わらないだろう。

2007年に現地観戦した、佐々岡真司引退試合の写真を発掘した。

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前の席の少年が小さな小さな佐々岡へのメッセージを掲げていたのだが、

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前田智徳のうちわに装着しており、リバーシブルで応援できる仕様になっていた。

先日もテレビ放映されているのをチラッと見たが、佐々岡の引退試合はなかなか印象的な試合であった。ネット検索してもすぐに出てくるのだが、色んなところで語り草となっている。あの瞬間を目撃できたというのも、ある種貴重な現場に居合わせたものだと思う。

旧広島市民球場新広島市民球場マツダスタジアム)の写真は結構撮りためてきた方だと自認している。これらもいつか、世に出したい。

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*1:今シーズンのことは聞かないでくださいw