文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

新型コロナとピアノの格闘/新刊通販開始のお知らせ

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世の中の情勢が緊迫している時、私はインプットに走る傾向にある。数年前に土砂災害があったときもそうだった。自分が安全な場所におり、またボランティアに行こうにも子どもが小さく難しかったというのもある。そんな私が家族を守りつつも何をすれば良いのか。土地や地域について調べているうちに放送大学の科目に行きつき「そういえば私、大学編入と卒業の目標忘れてたわ」「こういうときだからこそ学ばなければならない、世の中を知るには基礎知識や教養がなければ」と気づいた。そして結果的に放送大学とは違う大学に編入したのであった。

今は学問的なインプットというより、本作りの基礎的な部分を追いかけている。主に地図関係の本ばかり購入してしまう。日頃から寝る前に地図を眺める傾向にあるが、その上の段階である「地図の読み方」に注目している。そこから都市の特徴がよく見えてくると考えた。新型コロナには直接関係がない話だが、世の中が大きく動揺しているなかで都市のあり方や地形の特徴、人の流れや文化などは全く関係ないともいえないのでは、という「こじつけ」もしつつ。

さらに自分のインプットだけではなく子どものインプットや教育も同時進行で考えている。もちろん健康のことを第一にしながら。相変わらずドリル類をこなしながらピアノの練習に明け暮れる日々である。

ピアノをやっている我が子にとって、グランドピアノに触れない期間が長引くのは大問題であった。家には電子ピアノしかない。ただでさえコンクールに出始めてから一年以上が経過し、電子ピアノに限界を感じているところ。2月は週一でグランドピアノ練習室を借りていたのだが新型コロナで閉鎖。やむなく他の練習室やホールを探し回り、なんとか二度ほど外部で練習をした(上の写真はそのときのもの)。そのうちいつもの練習室もレンタル再開。人の少ない平日だけ・なるべく公共交通機関を使わず・他者と距離を取る、というマイ感染対策ルールを適用し通っている。徒歩の時間が大幅に増えたので子の運動不足解消にもなる。

しかし、もう1ヶ月以上個人レッスンを受けていないという状況は変わらない。子が1歳のころから音楽教室のグループレッスンに通うようになって、こんなに長く指導を受けないことなど無かった。個人でピアノレッスンを追加してからは、ほぼ週一で先生に見てもらっている。それゆえ、最近だんだん弾き方が自己流になっているのではないかと焦る。レッスン時に私が取ったメモを読み返しながら練習しているが、限界がある。

これを下書きしている数日のあいだに、レッスン再開日のお知らせが来た。お知らせが来ただけで、レッスン自体は先のこと。しばらく自主練のみの日々が続く。まだまだ状況は変化しているから、ひょっとしたらグランドピアノ練習室にだってまた通えなくなることもあるかもしれない(そのくらいの危機感は持たねばならないだろう)。

だから私は毎回、子の演奏を録画するようにした。本当だったら立つはずだった大きな舞台も中止になった今、練習している曲が作品としていったん完成する瞬間がいつ訪れるかわからないからだ。この数ヶ月の子どもの努力をせめて動画で形にしてやりたい。そしていつか舞台にまた立てる日が来た時、それを超える演奏ができるように。

まだピアノが弾けるだけ良いのはわかっている。大きな災害や病気で、物理的に・身体的にピアノが出来ないことだってある。緊急事態というのは、いつも突然やってくるものだ。日々覚悟を決めて生きよう。

ついTwitterにぽろぽろ投稿しがち/こちらはまとめて書きがちですが、3月24日から予定どおり新刊の通販を開始しています。お出かけできない今日この頃、ゆっくり本でも読みましょう。いつかまた旅に出られる日を夢見て。

臨時休校の日々

文フリ広島当日がどんどん遠ざかり、新型コロナの記憶が日々蓄積されているような感覚。とはいえ窓の外は春らしい(時に冬の寒さも戻りつつ)。

家族での外食を控えていたがそろそろ限界となり、この週末に食事目的でアウトレットを訪れた。この騒動で閑散としているのではないかと思ったからだ。屋外も多いので空気も良かろうと考えた。ところが逆に大盛況。フードコートに溢れかえる人々。我々はアウトレットでの食事を諦め別の場所の回転寿司に出かけた。

回転寿司もまた新型コロナの影響を受けているのではと考えたがそこそこ人がおり、事前情報どおり回転させずオーダー方式をとっていたので安心して食事ができた。しかし食事の際、マスクはどこに置いたら良いのだろう?顎の下にズラすのも不衛生だし、そこらに置くのもなんだか違うし。鞄に入れたら鞄の中が菌まみれだろうし。ティッシュでサンドしようか?

子どもの学校も臨時休校である。通常1ヶ月かかるドリルはこの2週間で既にやり終えてしまった。春休み用に用意していたものも終わりが見えたので、次なる本を求め本屋さんへ出向く。

臨時休校でドリル類の売れ行きは好調という記事を見かけたし、実際愛用のドリルが品切れで取り寄せたりもした。また、納品と打ち合わせで広島蔦屋書店さんを訪れた時も盛況であった。みんな本を求める傾向にあるのか、はたまたアウトレットと同じくみんな我慢の限界なのか、よくわからない。けれど私たちの生活、つまり購買活動はこれからも続く。うがい手洗い換気にマスク、諸々気をつけつつ心も体も健康な生活を送りたいものだ。

まだまだ臨時休校、そして春休みは続くわけで。我が家の展望は次の通り。

・引き続きドリルなど勉強。弱点克服!

・いつも通りNHKラジオで基礎英語。年度終わりでストーリーも終盤、楽しすぎる。

・可能な範囲でグランドピアノのレンタル(レッスンも休みでどんどん感覚が狂っている気がする。こういう時ピアノ弾ける親御さん羨ましい)

・毎日親子で散歩。ここのところ少し遠いスーパーに行くようになった。

・私は筋トレ(最近YouTubeでKEIKOさんの尻トレなどをやっている。5分や7分で出来るのでありがたい。キッチンの床でトドがドタバタ跳ねているような気分だがこれも見た目と健康のため…)

第2回文学フリマ広島のお礼とレポート

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開催から2週間近く経ってしまいましたが、文フリ広島に無事出店いたしました。お世話になった皆様・ご出店の皆様・ご来場のお客様、ありがとうございました。
毎度おなじみ、出店のレポートや戦利品のご紹介などなどお送りいたします。

会場入りの様子

今年もまたバスにうまく乗れませんでした、とほほ。こんなの私だけなんですホントに。なんで当日はあんなに慌ててしまうのだろうか。県庁前から23番でも23-1番でもない別のバスに乗ってしまい、八丁堀で乗り換え。26番のバスで会場前まで。今年も隣は五月人形でしたw

設営振り返り

入場したのは10時20分くらいじゃなかったかと思うのですが、事前に設営リハーサルをしたおかげか比較的スムーズに準備できました。

しかし、前回の文フリ東京で使ったポスターなど一部再利用したこと、また持ち運ぶにあたりポスターを気軽にクルクル巻いて行った結果、見た目が無残なことになってしまいました。ポスター持ち運び用の筒を導入するなど、今後の課題です。

文フリ広島の場合は会場付近にセブンイレブンがあるので、そこでコピーして行くのもアリか…いや当日混雑したらいけないし、あくまでそれは緊急時のみにすべき…じゃあ道中でコピーするのがいいのかな?…などなど考えてみたり。

会場のコロナ対策

今回は新型コロナウイルス&季節性インフルエンザ対策が必要となったわけですが、運営さんサイドが事前にアナウンスしてくださっていた以上に、非常に過ごしやすい会場となっていました。間を開けて配置してくださったおかげか広々として空気も通り、換気もバッチリ。トイレには手を拭くペーパーも設置されていました。

前回、11月の文フリ東京は出店者もお客さんもギュウギュウですごいことになっていましたが、広島はいい意味で人が少なく快適。その人の少なさも決して寂しい訳ではございません。見本誌コーナーや休憩コーナーで思い思いに過ごす人が多いイメージ。そこから売り場に来てくださっているのが、出店しながらよくわかりました。

いよいよ販売開始!

昨年は開始早々から前半にお客様が集中したので、今回もそのようになると予想していたのですが意外とゆっくりペースでスタート。不思議だなあと思っていましたが、そっか、今回は文フリ終了後に会場内でトークイベントがあったのでした。なので後半にお客様が集中している感じ。

しかし前述のように思い思いに過ごす人が多かったためか、みなさん長時間滞在されていたのではないかな?と勝手に思います。ゆっくり吟味するというか。

こちらにも「さっき読んで面白かったので」と別の本をお求めになるお客様や、去年に引き続きのご来訪&ご購入のお客様、また去年買った本をお友達に貸して、そのお友達とご一緒に来訪いただいた方も。文フリ広島のご縁に感謝申し上げます。

というわけで今回休憩は退出する事なく自ブースでサクッと済ませました。飲食店よりも換気で風通しがよくて過ごしやすかったもので。検索すると換気からの砂埃を指摘されている方もいらっしゃったので、場所も大きく関係しているかもしれません。きっと今後の課題として、事務局も対応されることでしょう。

また、個人的にはいつもお世話になっている書店の皆さんにお目にかかれたのも非常に嬉しかったです。書店の皆さんも文フリに注目されている・楽しんでいらっしゃるのがよくわかります。広島でも「二子玉川本屋博」の広島ver.あったら面白そう。

「戦利品」、そして気になるブースの紹介

私は自分のブースもあるので全てのブースを見ることはできませんでした。ですが開催前よりTwitter等で狙っていたものはどうしても買っておかねばなりません。 

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  • 『Cis(2巻)』新島みのる
     新島さんのモンゴル本を狙っていたのですが残念ながら売り切れ!いやー、そりゃ分かります、だってモンゴル旅行記なんてそうそうお目にかかれませんもの。
     他の本はどんなのが?と思いお伺いすると、船で暮らすお話であること、2巻からでも読めること、さらに解説キャラブックまで付いているとのことで『Cis』の2巻を購入。我が子もそのうち読むのでは、という目論見です。
  • 『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』遠藤雅司(音食紀行)
     前回の文フリ広島で隣の隣→お隣になった音食紀行さんの本、狙っておりました。歴メシとお菓子、どっちにしようか悩んだ結果、より自分で作りたくなる方を選択。この本はレシピ本の要素も音楽本の要素もあるのが魅力ですよね。
     私は音楽に疎くサリエーリさんのことを何も知らないのですが、この一年音食紀行さんをTwitterでフォローして何となく気になる存在に…。この本で知っていきたいと思います。
  • 『短変集』変人類学研究所(東京学芸大学
     今回お隣にいらっしゃった皆さん。仏像マスクを被った女性を筆頭に、サークル名といい謎の集団でいらっしゃいました。いや、その謎さが彼らのテーマであったと、この本で思い知らされたのです。
     通りかかる人にも「怪しくないですよ」と笑いながら仰る彼らは東京学芸大学の研究所の皆さんでした。「変」人類を研究するところだったのか……。彼らは文フリ初出店だったそうなのですが非常に飲み込みが早く、パパっとその場で看板を作ったり(それがフォントを工夫したりとすごく可愛い)さすが物事を研究していらっしゃるだけのことはあるなと思いました。
     本の中身も「多様性」と「変」の違いについて考えさせられるものでした。我がブースに応援にきてくれたお友達も笑いながら読んでいたほど。今回のコピー本はのちにお宝になるかもしれない。今後の動きに要注目です。
  • 北村亭
     我がブースのお隣、もう一方は「北村亭」さん。何と北村薫先生のファンサイトで、先生の30周年記念同人誌を掲げ各地の文フリを全国ツアー中とのこと。
     私は高村薫先生にいっときハマっていたのですが、北村薫先生も行っておくべきでしたねこれは。北村先生の本を読んだ事がないので購入していないのですが、むしろ入門の手助けとして購入しておけば良かったか!?と今更思っております。
     今私の手にあるのは北村亭さんのフリーペーパー。それも我が子がチラシ置き場から貰ってきたやつ。ありがとう我が子。北村作品ランキング、参考にさせていただきます!わー1・2・3位のタイトルめっちゃ見覚えある…ホント読んでおけば良かった!!

そして終了

16時に文学フリマ広島終了。予定通り、家庭の事情によりトークイベントに出席せずそのまま失礼いたしました。タクシー移動が必要で会場前の道路に立つか隣の西展示場側のタクシー乗り場?溜まり?に行くか悩みましたが、目の前に空車のタクシーが来てすぐさま挙手。タイミング良くてよかった…次の用事にもなんとか滑り込みました。

今後の予定

次の出店は秋、11月の文学フリマ東京を勝手に予定しています(現在まだ申し込み開始されておりません)。そのころには今の新型コロナウイルスも収束していますように。

それまでの期間は秋の新刊作り。内容はぼんやり考えていますが、やはり大きな旅の本をつくりたい。難しければツイートでも書いた、フリーペーパー書き下ろしエッセイみたいな話の寄せ集め(『本と旅への憧憬』と仮タイトルだけは決めています)を一冊の本にしてみたい。そんな気持ちです。

新刊の通販、発送は3/24以降です

というわけで新刊『BRANCH_HIROSHIMA vol.2 DOBASHI』、文フリ当日以後も各方面に納品した結果、用意した70冊完売いたしました。ありがとうございます!!

現在増刷を依頼しておりまして、通販は3/24以降の発送になりそうです。そのためしばらくお待たせしてしまいますが、何卒宜しくお願いいたします(またそのころ新刊の通販ページを公開しお知らせします)。

最後に

文学フリマは直接お客様とやりとりできるという魅力があります。さらにそれだけではなく、多くの本や出店者さんに出会えるお祭りですね。両方を味わえる楽しさは即売会ならでは。毎回そう思いますが、今回も強く実感しました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

第2回文学フリマ広島・出店の詳細お知らせ

第2回文学フリマ広島【!!!入場無料・入退場自由!!!】に出店し自作の本を売ります。

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◎開催日:2020年2月23日(日)
◎時間:11時〜16時【途中トイレや食事など休憩を挟みます】
◎場所:広島県立産業会館 東展示館 第2・第3展示場*1
◎ブース位置:「E-11」(前回よりは手前です)

●イベント詳細(新型コロナウィルス関連など、情報都度更新いただけるようです)
第二回文学フリマ広島(2020/2/23(日)) | 文学フリマ
●初めての方向け
文学フリマの楽しみ方 | 文学フリマ

◎当日は新刊・既刊の販売、そしてフリーペーパー「Leftright Free Zine#02」を配布します。

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↑毎度おなじみ、A4両面印刷を半分に折ったもの。内側に書き下ろしエッセイ『一人になれる街へ』が載っています。中学生時代の「小さな旅」の思い出です。昨年の文フリ広島はフリーペーパーが不足し失礼いたしました。前回20部でしたが、今回は100部刷りましたので!なんだかんだで前回の#01も東京+αで100部配布できましたし、今回余ったら、また次回の文フリのオマケにいたします。

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↑新刊と既刊の情報も、フリーペーパーに載っています。

↓また、当ブースで販売する本はWebカタログでもチェックできます!

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↑こちらが新刊、『BRANCH_HIROSHIMA vol.2 DOBASHI』です。試し読みや詳細は前々回のブログをどうぞ。

今回みなさんが気になるのは新型コロナウィルス関係だと思うのですが、私も今回、夫の仕事の関係で最初から最後まで子連れ参加になることもあり悩みました。

しかし、ちょうどこの日、閉場の16時から我が子の習い事の用事があり(その用事には遅刻を連絡済み)、そこでも多くの人が行き交うこと間違いなしということで、そのまま子連れで参加することにしました。

現在前日の深夜、正確には日付が変わった頃ですが、当日朝いきなり子どもが体調不良にならない限り出店いたします。

もちろん新型コロナウィルス・インフルエンザ他、対策は万全で挑む所存です。そのためにも自ブースで食事をとらず、休憩時間をいただく予定です

とはいえ、そんなに長く退席することはございません。しかも、去年のお客様のご購入時間メモを確認したところ、最初の方のご購入が多いのがわかりました。なので、休憩を取るにしても後半に15分くらいかな?と思っています。これも状況をみて判断します。遠くには行きませんし、不在時には戻り時間をしっかりブースに表示しますのでどうぞご安心ください。

スタッフの皆さんからのメールを拝読するにしても、対応・配慮をしっかりしてくださっているのがわかります。こまめに換気をしてくださるというのが心強いです。我が子の学校でもガンガンに窓を開け授業しているせいか、この冬にクラスで風邪などが流行っておりません。去年はインフルになった子もいたのに、今年はいない!偶然そのクラスに病気の子がいないだけなのかもしれませんけど。暖冬だからできることかもしれませんけど。なので私は、この冬特に換気を信頼しております。もちろんうがい手洗いなどなど、基本的対策も忘れずに。

今こんな時だからこそ、ふと本に手を伸ばしたくなるんじゃないかな?と思います。
私に限らず、場内の「リアルな本のパワー」をご覧いただければ幸いです。
どうぞ、体調に無理のない範囲でご来場ください。

*1:産業会館は南区役所の近くの方ですよ。西区の方ではないですよ。間違えんさんな!←ご当地CMでおなじみの広島弁

自分も幸せに

小春日和*1、スーパーの袋にモナ王を詰めた年配のご婦人とすれ違う。陽気は陽気だが、新型コロナウイルスやインフルエンザを思うとまだ冬だなと思う。ご婦人がどのようにモナ王を食べるか、ふと想像し止めた。私は小学校へと急いでいたのだった。

この時期は年度のまとめということもあって、どの学年も参観日で発表会を観る傾向にある。我が子の学校もそうで、よりによってテーマは将来の夢についてであった。本番までおうちの人には秘密ですよ、と言われていたようで、我が子もニヤニヤするだけで当日を迎えた。

薄々感づいていた通りの夢を子は話した。ついに宇宙関係の夢が一位から陥落したか。続いて我が子は理由を説明する。最後に「そして、みんなを幸せにしたいからです」と言って締めた。

人を幸せにしたい、というのはあらゆる場面でよく耳にする。その言葉の素直さや素晴らしさを思う。それだけ本人が幸せを感じてきたのならば。

同時にほんの少しの違和感がある。それを文学にしたのが綿矢りさの『夢を与える』だと思う。人を幸せにすることも大切だけど、自分も大切にしてほしいと親ながら思う。親だから思うのだろうけど。

そしてそんな捻くれたことを言って逆に子どもが傷ついてはいけないので、私はそれを適宜伝えていくことにした。

夢のためにも頑張らなくちゃね。世界一のアレになるためには世界一努力せねばならんのだよ、と言うと、我が子は一瞬「しまった」と言う顔をして、やはりニヤリと笑ったのだった。

*1:2月にこの表現もアレですが

【試し読み】新刊『BRANCH_HIROSHIMA vol.2 DOBASHI』

文学フリマ広島が今週末に迫ってきました。新型コロナウィルスの動向が気になる今日この頃ですが、私もマスク・うがい・手洗い・換気で挑みたいと思います。当日も、どうしても人が多いと換気が気になるところ。お客様の出入りでいい感じに空気が循環されますように、と思っている次第です。

さて、それでは表題の件、お試しをupいたしますので、是非ご覧のうえ当ブースに足をお運びいただければ幸いです。

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表紙

前回の文フリ広島で『BRANCH_HIROSHIMA』を作ってしまったがために、今回も調子に乗って第二弾です。しかも取り上げましたのは広島の平和公園から徒歩すぐの土橋エリア。ここは広島市民のみなさんも、知っているようで知らないエリアなんじゃないかと思うんですよね。

今だから言えることですが、学生時代に私は中区の割と中心部に住んでおりまして、土橋のスパークというスーパーにもよく行っておりました。その割には土橋をじっくり観察したことがなく。

そんな中、nice nonsense booksさんの存在を知ったのが広島蔦屋書店さんのリトルプレスフェア(現在はコーナー化)。『あなたの知らない世界』と書かれたポスターの撮影地がnice nonsense booksさんだったのです(他店を取り上げるところも粋だな、蔦屋書店さん…)。というわけで2019年5月にふらっと土橋を訪れたところ、中村屋をはじめとした新旧ディープスポットが気になってしょうがない。というわけで今回の本作りに発展しました。

あ、すっかり長くなってしまいました。話戻って、お試し読みの続きを…

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目次

巻頭カラー4ページが入ったのち、目次、本文と続きます。本文ページ数を40ページちょうどにしたかった(そのつもりで背表紙を作っていた)ので急遽「制作日誌(という名のおまけコーナー)」を掲載。おかげで、前回の『BRANCH_HIROSHIMA』の後日談を書くことが出来たので良かったです。

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本文サンプル1

一応「旅文学」と銘打っている以上、文学寄りな旅行記を作りたいというのが常に念頭にあります。その割にはあんまり文学していないなー、と思い、当初は本気で「広島を一時離れて帰郷した主人公が実家に戻らず土橋で一人暮らしを始める物語」を書いていました。創作ですね。しかし途中から「これは相当な準備期間やプロット作成が要るわ」と断念、あっさり「擬似体験旅行記」へとシフトしました。

その結果、自分らしく書けたから良いのではないかと。人には向き不向きがあるのです……。

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本文サンプル2

「オプショナルツアー」の章はよりディープに、銭湯「土橋温泉」について。もちろん、実際に銭湯に入ってきました。冬は足先まで温まるのが最高。一日冷えを感じずに過ごすことができました。近所にあったら営業日は毎日行きたい……。

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モノクロ写真ページ

モノクロページにもいくつか写真を載せています。ちなみに、書き忘れていましたが表紙も土橋温泉です。

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SIDE B 「土橋商店街 音屋本舗」

そして今回の「SIDE B」は、広島のご長寿ソウルミュージックラジオ番組「土橋商店街 音屋本舗」を取り上げます。この番組はコミュニティFMの「FMちゅーピー」で土曜夜9時から放送中。媒体問わず地方番組は軽視されがちですが、その一方で評価される番組が多いのも事実。テレビなら「水曜どうでしょう」みたいな。そういうマニアックな誰も知らない番組をdigるのが好きな人なら、この番組は絶対好みだと思います。

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裏表紙

一方的な番組のレポートを作成するつもりでしたが、実は私、番組関係者の方を存じ上げておりまして。その絡みもあり「やはり一報入れておくのが良かろう」と判断しレポートをお送りしたところ、番組パーソナリティーのお一人であるNさんより熱のある感想をいただきました。今回、ご厚意によりNさんとのやりとりも掲載させていただくことに。本当にありがとうございます。また、同時にNさんより画像もご提供いただき、巻末と裏表紙に使用させていただきました。

というわけで、当日のご来場楽しみにしております。詳しい出店の案内はまた後日。

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おしながき

第二回文学フリマ広島【入場無料】2020/02/23(日) 11:00〜16:00
・会場: 広島県立広島産業会館 東展示館 第二・第三展示場
・詳細: https://bunfree.net/event/hiroshima02/

【写真】続・カメラの中に入れっぱなしのフィルムを現像してみた/脱稿後

前回の続き。新刊作業にかまけてブログの更新も遅くなったけれど、リバーサルフィルムと110フィルムの出来上がりもかなり時間がかかった。

依頼した写真店で、受付時とは違う店長らしきおじいさんに驚かれる。「いつ撮ったのこれ?昔の?」「最近またフィルムの依頼増えて来たんよね」などと言われる。「流行ってるらしいですねー」と返しながらも、女子カメラブームの時と比べてどうなのかは自分でもよくわからない。

リバーサルフィルムのみCD化を依頼していたのでup。

f:id:left_right:20200211001446j:plain↑たぶん楽々園のマダムジョイ。何年前だろう。広島電鉄のスーパー、マダムジョイ。近年マックスバリュになってしまった。

f:id:left_right:20200211001453j:plain↑これまた数年前のひろしま美術館(の角)

f:id:left_right:20200211001455j:plain↑美術館向かいのリーガロイヤルホテルなどを見切れさせつつ。

f:id:left_right:20200211001501j:plain↑これも美術館付近。

f:id:left_right:20200211001505j:plain↑こちらは先日のアルパーク天満屋閉店時に撮ったもの。アルパーク北棟と東棟のあいだの公園。この「公園がある」から「アルパーク」と名付けられた説は本当なのだろうか。

f:id:left_right:20200211001510j:plain↑こちらは閉店したが、

f:id:left_right:20200211001530j:plain↑この時計の広場などがある東棟は営業中。

110フィルムに至っては、結婚前に夫と出掛けた様子が映っていたりなど驚きの連続であった。2008年ごろの写真と思われるから…12年近く寝かせていたとは…。

前回も今回も、意外にもちゃんと写っていた。これからもマメに使ってやらねば。

ついでにここのところの報告を。Twitterではちまちまupしていますが、文学フリマ広島の新刊はちゃんと入稿できました。チラシもそろそろ入稿せねばと思っています。

新刊は広島市中区土橋をとりあげました。もう、広島市民なら常識に近い有名な店もあったつもりでしたが、生粋の広島人である夫に読んでもらったところ「知らなかった!」と言っていたので、そうでもないのかもしれません。

というわけで、広島を知る人も知らない人もぜひお読み/お求めください。

SIDE Bでは土橋から発信しているクールなラジオ番組の魅力に迫りました。サイマルラジオでも放送しているので地域関係なく聴くことができる「土橋商店街音屋本舗」という番組です。ラジオ関係者の方に接触することもできました。またお試し読みなどupします!