文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

マイラーはどこへ/ブックカバーチャレンジまとめ

気軽に旅に出られなくなった2020年、いわゆるマイラーの皆様におけるマイルの貯め方はどうなっているのだろう。

このブログやリトルプレス本でこれまで触れたように、私もホテル系ポイントが貯まる某クレジットカードを所有している。旅の際にはそのポイントや無料宿泊ポイントを使ってきた。また、ポイントは航空会社のマイルにも交換可能である。

でも今は気軽に旅に出られなくなってしまった。コンスタントに使い続ければポイントに有効期限は無いという点では安心だが(マイルに交換すると有効期限は発生する)、毎年一回発行される無料宿泊ポイントをこれからも使い続けることができるだろうか?今回の新型コロナの件で無料宿泊ポイントの有効期限は延長されるようだが、若干不安である。無料宿泊ポイントを使わないとなると、年会費との釣り合いが取れなくなるのだ。

「新しい生活様式」なんていうけれど、クレジットカードにも関係してくるとは。自分はどこかで「旅行という文化はなくならない」と思い込んでいた。たとえ貧しくてもそれなりに工夫すれば旅はできる。しかしそんな発想は新型コロナで全て打ち砕かれた。提携カードではなくプロパーカードも視野に入れたカード選択をしなければなと思い始めたところだ。

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このコロナ禍においてSNSで流行っていた「〇〇チャレンジ」、mixi全盛期時代のバトン文化を思い出しつつニヤニヤとウォッチングしていた陰湿な私だが、自分のプライベートアカウントにも「7日間ブックカバーチャレンジ」が回ってきた。本となれば話は別である。1日で7冊を紹介するという自分勝手なチャレンジを行った。

さらに6月末には「わたのはらさゆ」名義のインスタでもご指名いただいた。本作りアカウント冥利に尽きる。というわけでここは1日1冊紹介していった。ただし「ジャンルごとに紹介する」というマイルールを勝手に課し、1冊どころか背景に何冊か並べるという展開。自由気ままに楽しませていただいた。

その代わりといってはなんだが、私のチャレンジは誰にもバトンを渡していない。もし「いま敢えてやりたい!」という人がいらしたら、こちらのコメント欄で構いませんのでご連絡くださいませ。バトンお渡しします。

ここんとこ「ブログに書こうかどうしようか」悩んでいたけど次回書くことにしよう、次のブログのお題は「結婚は『させていただく』ものなのか」について。

動くお金とお気持ち

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ゆるゆると自粛が明けていくのかと思いきや、一気に社会が通常モードに戻った。そんなに早く大丈夫なのか、すぐに第二波が来てしまうぞと怯える気持ちとホッとする気持ちが入り混じる。家族も職場や学校が通常に戻り、6月14日には約3ヶ月ぶりに外食に出かけた。

6月とはいえ新学期みたいなものなので、子どもは学校生活の疲れで学業面でも精神面でもお疲れ気味。そちらのケアに重点を置いた数週間であった。

同時にやたらと事故や怪我の話を耳にするようにもなった。これも自粛明けの影響なのだろうか。家族もちょっと被害(とまでは行かない軽いものだけど少しでもズレてたら大事故だった)を受け、関連し検査のため病院に同行したりなどドタバタとした日々を送る。幸い無傷で検査も異常がなかった。

というわけでその後神社へ出向いた。非科学的なものを信じ込んでいるわけではないけれど、区切りというか儀式的な意味を込めて。家族分のお守りも購入した。時期的にも夏越大祓の人形の配布が始まっており受け取る。各々人形に記入し、来週また持参する予定。

参拝を終えると、心なしか晴れやかな気持ちになった。日差しは暑いが風が心地よい。

新型コロナの話に並行して、広島の河井議員夫妻が金の問題で逮捕され連日ニュースになっている。ちょうど検査のため病院に向かう少し前に彼らが逮捕され、乗ったタクシーの運転手さんがその話題を持ちかけてきた。

「あの人たちは悪くない、みんなやってる、田中角栄だって。あれで日本はよくなったんだ」……持論を展開し演説するタイプの運転手さんであった。面倒なので「表面化してないだけで多くの議員がそういうことやってるんでしょうね」と運転手さんに言い、すぐに家族との会話を始めることで遮った。

神社へのお金と買収のお金、全く違うものだけど、どちらも「お気持ち」で動くタイプのお金だなとぼんやり考える。

断ることで悪い扱いを受けたら困る、その気持ちを利用してお金を押し付け、自分の良い方向に動くことを望む政治家。受け取らず告発することだって出来たはず、でも結局受け取ってしまった人の気持ちは100%クリーンとはいえない。

神社へのお金はそんなダークなものではないけれど、一歩間違うと怪しい新興宗教の如く依存的なものとなるだろう。神様仏様にお金を差し出しても直接事態を好転させることはできない。その人はきっかけや気持ちの整理にお金を払う。

同じお気持ちでも、買収に関わったお金は相手の心を不正な道へと操作し、神社へのお金は自分の心を操作する。人の心をお金で悪い方へ動かさない、悪い方へと動かされない人間で居たいなと思う。ま、専業主婦を買収してくる人なんて居ないと思うけど。

自粛生活で9年前を思い出す

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画像は「リモート飲み会」に向けカメラの高さ調整をした様子。足もみ整体…

この自粛生活では3.11の震災当時を振り返ることが多かった。私は妊娠後期で*1大きなお腹を抱えてNHK Eテレの高校数学番組を見ていたところに地震発生。TVは緊急ニュースに切り替わる(ちなみに9.11の時は「ジャングルTV タモリの法則」を見ていた)。

私は地震から遠く離れた広島に居たが、出産・育児の準備には災害が大きく関わることとなった。物資が不足しているから基本的にオムツは布を使おうと決めたのもその頃だ。これは単純に「使用後の紙おむつを室内に置いておいたり、ゴミ出しの日に持っていくのが面倒」という自分のズボラな性格もあったのだが。

同様にその頃用意したのが布マスクであった。あくまでも非常事態用で、その後ずっと不織布のマスクを使い続けていたため放置されていたが、今回日の目を見ることとなった。自分でも手縫いやミシンで制作したが、洗い換えで重宝した。さらに最近マスクを洗いすぎて(=使いすぎて)縮んできたため子どものマスクサイズが合わなくなり、その震災時の大人用マスクを使わせるといったことも可能であった。

育児の大変さで世の中のことを追い切れていない/記憶していない部分も多々あるけれど、今回は極力書けているのではなかろうか。それだけ子どもが大きくなったのだと実感する。

週末に友人たちといわゆるリモート飲み会?オンラインミーティングのようなものを実施した。私は1時間だけ参加したが楽しい時間であった。あんまり長く、義務的なものであると参加も負担となるが、「来れる人はきてね、出たい時に出てね」と決めておけばハードルは低くなる。

こういうオンラインでの交流に抵抗がないのは、自分がこれまでインターネットどっぷりな生活を送っていたり、通信制大学に在籍しネットで学生生活を過ごしたからかもしれない。「いつも文字だったのに加え、画面と音声も入ったのだな」という感覚。zoomに至っては子どものオンラインイングリッシュで導入していた。自分でも気づかぬ間にリモート対応の下準備ができていたと今更気づいてみたりした。

今日は子どもの学校が再開。久々にキッチンタイマー30分かけてブログを書くことに成功。第二波以降が来ることなく日常を徐々に取り戻せますように。

*1:と書くことで我が子の学年をうまく誤魔化せるのではないかと思っている。3月〜4月1日生まれか、それ以降の生まれかで学年が変わるから。

緩まないような緩み方/自粛生活で買った本リスト

緩まないような緩み方

徐々に自粛していくよりも、徐々に自粛を解いていくほうが難しいと思うのは私だけだろうか。どこをどう緩めたらいいんだっけ。もちろん緩めすぎて再度の緊急事態になってもいけないし。難しいところだ。

緊急事態解除からの土日。休日はまだ警戒したほうが良かろう、しかしテイクアウトを楽しむのはありだよねという話になり、久々に家族三人で車に乗る。事前に店舗に電話注文しておいたので、私だけが降車して支払と受取を行う。某レストランには何組かお客さんが居た。

近隣にある夫の実家にも立ち寄ったが(レストランの品もお裾分けする作戦)、これも夫のみが降車。窓越しに孫との再会を果たしてもらうスタイルをとった。全くお目にかかれない日々であったが、窓越しに我が子と手を重ね合う様子を見るに、喜んでもらえたのではないかと思う。

そして帰宅しみんなで食事をとる。テイクアウト品は少し冷め始めていたが、再び温めればそこまでクオリティは変わらない。ほぼ車の中にしか居なかったが良い気分転換になった。

引き続き「広島で宅配・テイクアウトといえばお好み焼きだよね」という文章を書いていたのだが、ありがちで終わりのない「私の好きなお好み焼きとは」という話になったのでカット。

自粛生活で買った本リスト

この自粛生活において、予想通り書籍をたくさん購入することとなった。あまりにも書いすぎたためにここで3月から5月中旬までに購入したものをリスト化しておく。

3月X日 Amazon
赤ちゃん本部長(1) (モーニングコミックス)
全3巻購入。第3巻はペアレンタルコントロールによりまだ子どもには見せていない。成長をみて判断。
地図帳の深読み
新詳高等地図 (Teikoku's Atlas)
地図の本が欲しいと調べていたところ発見した教科書のような本、そして今更だが購入した高校向け地図帳。私は高校時代に地理を選択しなかったので中学ぶりに手にした。スルメのようにじっくり楽しんでいる。

この頃は休校直後。まだ流通に関しては気にしていなかった。

3月X日 AmazonKindle
夫のちんぽが入らない(4) (ヤングマガジンコミックス)
単行本も文庫も持っているが漫画も。漫画は電子書籍にした。

3月1X日(Amazon
NHKラジオ基礎英語(1) 2020年 04 月号 [雑誌]
NHKラジオ基礎英語(2) 2020年 04 月号 [雑誌]
NHKラジオ基礎英語(3) 2020年 04 月号 [雑誌]
毎度おなじみ基礎英語、今回は年度始めだったので1から3全て購入。

3月2X日(Amazon
「地図感覚」から都市を読み解く: 新しい地図の読み方
2月に蔦屋書店のフェアで「空想地図キット」を購入したが、その作者さんの著書。最初は基礎的な話なので初心者も安心。徐々にハッとするような箇所が増え、引き込まれる。地図好きのくせに方向音痴な私、この本をきっかけに治ると良いのだが。実践しようにも自粛の日々である。

3月2X日(Amazon中古)
日本の醜さについて 都市とエゴイズム (幻冬舎新書)
大学の学友が教えてくれた本。ちょうど2月の文学フリマ広島のころに教わったので、それを懐かしみながら注文した。まだ読んでいないので読まねば。

4月10日(広島蔦屋書店)
名探偵コナンの10才までに覚えたい難しいことば1000 | 小学館
『棚から一掴み 第12号』kza2企画

広島蔦屋書店さんには本のことでお邪魔したので「これは不要不急ではない!」と判断。週末外出自粛のお供を急いで選ぶ。 やはりリトルプレス 、それも山下達郎ラジオリスナーにはお馴染みの言葉「棚から一掴み」が気になって。同人誌の同人誌というアイデアよ。子への土産はコナン。 https://t.co/CED4xHiPKa

4月1X日(紀伊國屋書店
動物のお医者さん 1 / 佐々木倫子 - 紀伊國屋書店ウェブストア
自粛生活の潤いに、子どもも大人も楽しめる漫画をと思い購入。愛蔵版の1巻から6巻まで大人買いAmazonに全巻なかったことと、できるだけ日本の書店や個人書店での購入に意識が向き始めた。注文して少し時間がかかった記憶がある。この頃から徐々に物流倉庫内の勤務人数or出庫数が制限されていたのでは、とぼんやり推測。

4月1X日(Amazon
NHKラジオ基礎英語(1) 2020年 05 月号 [雑誌]
NHKラジオ基礎英語(2) 2020年 05 月号 [雑誌]
NHKラジオ基礎英語(3) 2020年 05 月号 [雑誌]
Amazonで買うのは控えていたが、基礎英語に関しては予約注文していたため。引き続き3冊様子見。

4月2X日(ホリデイ書店)

みぎわに立って | ホリデイ書店
ホリデイ通信バックナンバーセット | ホリデイ書店
こちらに関してはブログに記載済み。

4月2X日(紀伊國屋書店
兄の終い / 村井 理子【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
子どものドリル類とともに購入。さらっと読める量だが、毒親族に苦しんだ人には辛いかもしれない。しかし登場人物が明るいのが救い。特に、お兄さんのお子さんの幸せを心から祈る。

5月X日(ほんのみせマドカラ)
山とそば | ほんのみせ マドカラ
非常時のことば 震災の後で | ほんのみせ マドカラ
SOLD OUTですが、マドカラさんの紹介文を読んでいただきたいのでリンクはそのまま。
いずれもまだ読みかけ。『山とそば』には宮島だけでなく岩国も載っているのがポイント。岩国には友人も数人居て、私も何度も訪れてきた。白蛇〜!
『非常時のことば』は、今まさにこのタイミングで読むべきかと思って購入。数日前に買った『みぎわに立って』にも登場する石牟礼道子さんの名前がここにも。驚いた。

5月X日(紀伊國屋書店
2020年6月30日にまたここで会おう / 瀧本 哲史【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
CREA(クレア) 2020年5月号 - 紀伊國屋書店ウェブストア
前回の紀伊國屋書店の注文からまだそんなに日が経っていないのにダメじゃないか、と思ったが、子どもの日に何もしてやれていない関係もあり諸々注文と同時に自分の本もちゃっかり注文。
ランキングに載っていて知った『2020年6月30日にまたここで会おう』、非常に良い買い物だった。このような講義をまとめた本は、大学テキストと同様にマーカーを入れたくなる。現在読書2周目、書き込み開始。
いつもは「贈り物バイブル」特集の時に買うCREA、今回は旅気分を味わいたかったのと、するめ基金の報告が載っていたため購入。

5月1X日(Amazon
NHKラジオ基礎英語(1) 2020年 06 月号 [雑誌]
NHKラジオ 基礎英語2 2020年 6月号 [雑誌] (NHKテキスト)
4月と5月はお試しの意味もあり基礎英語1から3まで買っていた。しかし3は私のみ晩ご飯を作りながらシャドーイングしているような状況だったので、6月号からは1と2のみにした。必要なら電子書籍で追って購入すれば良い。聴取は引き続き1〜3で。

5月1X日(tababooks)
仕事文脈 vol.16 | タバブックス
仕事文脈 vol.14 | タバブックス
本と□ Books & something vol.2
いざリンクを貼ろうとしたら、tababooksさんの通販サイトにアクセスできなかったので関係ある箇所へ。文フリ東京きっかけに『仕事文脈 vol.13』『仕事文脈 vol.15』は手に入れていたのだけど、今回は最新号vol.16と抜けていたvol.14を。
関連して「本屋さんの書いた文章」が読める『Books & something』も。「四角」の部分はどう表記すべきか迷ったがそれもまた作者の皆さんの意図なのかもと思ってみたり。

3月から5月(某ネットショップ)
大あたりアイスクリ-ムの国へごしょうたい / 立原 えりか【作】/北田 卓史【絵】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
英語のひみつ (学研まんがひみつシリーズ)
買った時期と場所は敢えて書かないが(上のリンク先サイトではない)、この時期に購入した古本。古本屋での偶然の出会いではなく、ずっと探していた2冊を見つけ買い求めた。いずれも私が幼い頃に読んでいたものである。

注文中(テキレボEX)

文学系即売会は文学フリマしか行ったことがないけれど、他にもいくつかあるようす。時折TwitterのTLなどで見かけ名前だけは知っていたテキレボ(Text Revolutions)、この新型コロナの状況を踏まえ全通販型即売会として開催されることを知った。

テキレボEX 早速注文&入金完了!来月の到着が楽しみ!文フリで知った本も。#テキレボで楽しみな本 『モンゴル 命の草原よ永遠に』『岩手と私』『旅の恥切り貼り帖 時効ですよ! vol.1』『自費出版体験記〜夢・現実・次の夢〜』『松風を食す。』『掘削日和』著者名略。また到着後改めて! https://t.co/pjtRlFKWw2

5月31日(日)まで開催とのこと。詳しくはこちらを→Text-Revolutions Extra | Text-Revolutions

追記

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先日取材いただいた記者さんより掲載紙を頂戴した(ありがとうございました!)。取材の日を懐かしく思い出す。3月が随分昔のように感じるのは、きっと私だけではないだろう。

季節に置いていかれても

トイレットペーパー、ハンドソープ、除菌スプレー、珈琲、おやつ、米、本、ノート。これらは自粛生活で消費ペースが速くなったもの。ハンドソープは売り場の棚がガラガラ。いつも使っていた泡ハンドソープの詰め替えも当然無く、固形石鹸でやり過ごしている。

耐え忍んでいるように見えて、時間もあっという間に過ぎていく。やるべきことが案外多いのだ。暇な時間もつい、子どもの学習法や新型コロナ関連の情報を追ってしまう。ついこの間まではマスク職人状態だったが、ある程度作り終えた。すると脳は次のことを探し始めるのだろう。それは自粛の日々に限ったことではなく性格的なものもあるだろうが。

朝食後に子どもの布団シーツを洗うべく作業していると、ラジオから山崎まさよしの曲が流れてきた。昔流行ったような気がするこの曲、久しぶりに耳にしたら何だかゆっくり聴きたくなった。布団の上に腰を下ろしてみる。白いレースカーテンを通して窓から差し込む光、そこに舞う細かい塵。洗面台のあたりから夫の身支度の音がする。子どもはキッチンのテーブルで友達に手紙の返事を書き始めた。

外は6月の気温だという。人類が季節に置いていかれたような気持ち。だがそれを憂いても何も始まらない。この曲が終わったら家事の続きをするぞと自分に言い聞かせつつ、しばし頭を休める。

個人書店ならではの、本との出会い方

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画像は「おうち時間」でやむなくお菓子の製造量が増加した結果生み出されたもの。

自分が本好きでリトルプレスまでも作っているせいか、このような状況だとつい本屋さんを応援してしまう。もちろん医療関係・配送・食料などなど、諸々頑張ってくださる皆様に感謝している。しかし、ここでは自分の得意分野に関することを発信するのがよかろうと考えた。

本は命を繋ぐ衣食住の優先順位から外れるかもしれないが重要なのだ。最近はみんな家にいるからインターネットに接続する人も多く、我が家のネット環境だと時間帯によっては重く繋がりにくい。我々が動画鑑賞などハードに使いすぎて制限が来ているのかもしれないが。

そんなときに頼りになるのは本だ。子どもの退屈しのぎになるうえ教養を高めることができる。ある程度何かをやり尽くし暇だ暇だと子どもが言い出したら「とりあえず本棚見て何か読んで」と言う。子ども向けだけでなく大人の本も許可する。もちろんネットと同じくペアレンタルコントロールをしたうえで。最初はぶーぶー言っていても、気づいたら静かに何か読んでいる。そこから何か別のやりたいことを思いついたりもする。

4月の再休校にあたり子どもの学校からも課題が用意されたが、算数は復習ばかりで新学年の内容がない。他の科目もそこまでたくさんの新規内容はない。中には学校に教科書を預けっぱなしの科目もある。さらに自粛・休校が予想されるなか、我が家は前学年の復習をやり終え新学年の発展・難問系ドリルしか存在しなかった。基礎は大事、基礎あっての発展である。その対策のため教科書準拠のワークを取り寄せるなど本屋さんにはお世話になった。以後、学習指導要領対照表を見ながら勝手に授業計画を立て日々を過ごしている。

本屋さんも、大型連休を前に続々と休業のお知らせを(SNSで)見かけるようになった。大型書店さんも大変だが、個人書店さんは特に心配である。ネット通販をされているところには出来るだけ協力したい。あまり頻繁だと私の財布の事情もあるし、世の中の配送量を増やしすぎてもいけないから様子を見ながら。

そう思っているところに出会ったのが『みぎわに立って』であった。

ちょうどホリデイ書店さんで私の本『ゴミ処理場の静と動』の通販が始まり、そのページを見た流れで『みぎわに立って』の表紙の美しさに目を奪われた。

いわゆるジャケ買いに近いが、内容も気になった。これもまた、個人書店「橙書店」を営む田尻久子さんの書かれた本だったからだ。個人書店さんの推す個人書店の本、これは余程のことだろうと私は解釈した。

届いて本を読みながら、私は薄々この書店を知っているような錯覚に陥っていた。でも私は熊本市内をぶらぶらしたことがないし…おかしいな、と思い色々検索し気づいた。まず、すでにSNSで田尻さんの本や橙書店の情報に触れていたこと。タイムラインで何度も田尻さんの別の本『橙書店にて』の表紙を見かけた。見かけたのにその時は何も気づいていなかった。

さらに「丁寧な暮らしではなくても」という最高に心をくすぐるフレーズに惹かれて購入した『暮しの手帖』2020年2-3月号。「目利きの本屋さんに聞いてみた」というコーナーに田尻さんも登場している。たしかにこれも読んでいた。

遡って『CREA』の2016年12月号。私の愛する「贈り物バイブル」特集号に、村上春樹さん熊本訪問の記事が載っている。そこにも橙書店のことが書かれている。ああ、読んでいたのに全く気づいていなかった。こんなにたくさん橙書店/田尻さんの本に触れるチャンスがあったのに。ようやく私はそのチャンスを掴んだのであった。

リアルな本屋さんに行けばこんな出会いがもっとたくさんある。けれどそれが叶わぬ今、ネットでも同じように出会わせてくれたのは、やはり個人書店さんゆえのことだと思う。前回ブログに書いたマドカラさんにしてもそう。通販でも個人書店さんの良さが出ている。だから是非色んなお店に「遊びに」行ってみて欲しい。

↑このリンクを作られたのも『みぎわに立って』の出版社である里山社さんだ。これもまた、その事実に気づかずSNSでリンクを見つけリツイートしていた。

(私は色んなものをタイムラインで見ているけれど、ちゃんとその情報を自分のものにしていないなあと思う。情報の整頓しやすさもリアルな紙の本ならではだな、と思ってみたり。本題からズレてすみません)

こんな出会いがあるから本が、読書が、書店巡りがやめられないのだ。きっと今、それどころではない方もたくさん居られよう。その合い間でもし、何かで頭を切り替えたい、何かに触れたいなんてことがあったら、本や活字に触れてみて欲しいと思う。

各自の持ち場で(新聞掲載こぼれ話・図書館郷土資料に・マドカラさん取扱の件など)

一人時間が足りない

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毎日インターネットのどこかには居るが、なかなかホーム(ここ)に戻ってこられなかった。原因は一人時間の圧倒的不足。子どもが小さい頃は手がかかるので「成長すると自由な時間がある」と思っていたがそれは間違いであった。子どもの留守中だけでなく、Eテレを見せながらとか、寝かしつけながら布団の陰でこっそり書いていたこのブログ。今はパソコンやスマホを開こうものなら「何やってんの」「見せて」と言われるので注意が必要だ。隙間時間もつい手軽なSNSを優先してしまう。マスク作り職人と化しミシンに向かう時間も増えた。

加えてこの新型コロナウィルスの休校。私はおうち小学校の担任として指導や励ましに当たっている。小学校は4月より登校が始まっていたが、15日から再度の休校。外出も自粛となった今、散歩に行くことも控えているので自宅でラジオ体操とYouTubeでのエクササイズに励んでいる。夫も時折自宅で仕事することがあるので、私一人の時間はスーパーに行く時だけである。

勤め人の皆様、特に医療最前線やスーパーなどの生活必需品店舗で働く方々に比べれば私の状況などぬるいものだ。しかし、日々の小さな記録を後回しにすると、塵も積もって山となり忘れてしまうので、意識的に細かく記載して行かねば。というわけでこれは子どもがゲームアプリをプレイしている最中などを見計らい、通常より一層小刻みに書かれたものである。

新聞掲載こぼれ話

↑「記事は有料」と書いていますが、正確には無料会員登録すれば読めるそうです。よろしければ是非!

新聞社の取材を受けたのは3月のこと。コロナの関係で日にちが一度ずれた。記者さんは自宅まで来てくださるという。それは休校中にありがたいお申し出。まだこの地域に外出自粛が出ていなかった頃の話である。記者さんは指定の時間である午前10時ピッタリに我が家のインターホンを鳴らしてくれた。

子は隣の部屋でドリルをし、10時半からは探究学舎の無料授業をながめる。これも3月当時の話。私は記者さんに「珈琲でいいですか?」と尋ねつつ、返事を聞く前から既に珈琲豆に手をやっていた。

念のため、記者さんには私の活動の流れを事前に書面にし送付していた。それを確認しつつ、さらなる質問を受ける。本名は明かしていないこと、何故なら親族に活動を知られるとマズいことなどを説明した。厳密に言うと、知っている親族は夫と我が子、そして活動上どうしても説明せざるを得なかった一人のみである。これ以上は拡げられない。

私の居住地が広島市であることは、ここをお読みの皆様には薄々お判りであろう。今回新聞には西区在住とはっきり書かれていた。たしか西区まではオープンにしてもいいと言ったような言わなかったような。西区も広いので、まぁ大丈夫だろうと判断した。

実はこれまで、なんとなくイメージとして「廿日市市および佐伯区の広電沿いに住む人」を想定してこのブログを書いていた。時に広島市中区っぽくも見せていた。これに気づく人など誰も居ないと思うが……。

というわけで私は広島市の東部あたりのことがよくわからない。行かないわけではないし、さらに東にある呉市の古い飲み屋街を撮影した記憶もある。だが記者さんはさすが様々な場所をご存知で、これまで私の本で取り上げた場所はもちろんのこと、東部に近いスポットの話をしてくださった。取材されつつ勉強させてもらった気分だ。

記者さんも我が子と同じ小学生のお子さんがいらっしゃり、コロナ休校中の学習や基礎英語の話をしたりなど、育児についても語り合えた。やはり本や漫画がお好きで、その話をしたなぁ…と思いながら掲載された新聞をながめていると、掲載当日のRCC(という地元テレビ局)のイマナマという番組にご本人が出演されていて驚いた。まさに「コロナ休校中に読む本」の話をされていた。タイムリーすぎる。

※もちろん記者さんに小学生のお子さんがいらっしゃることはテレビ番組内のテロップでも表示されていたのでご安心を。

図書館の郷土資料に

その新聞記事が4月10日の新聞に載っていると私に教えてくださったのは、実は記者さんではなく某図書館の方だった。

そもそも、わたのはらさゆのFacebookページに図書館関係者さんからメッセージが届いたことから話は始まる。どうやら私の本と名刺を、どなたかが図書館に何らかの方法で送られたようなのだ。それが手渡しなのか、郵送なのか、はたまた不要な本の寄贈というスタイルなのか、詳細は図書館の方もわからないという。なぜなら、先方はむしろ「わたのはらさゆさんが本をくれた」という前提でメッセージをくださったからだ。

もちろん私は何も知らず、いきなりメッセージが来て驚くばかりであった。結果的に本を郷土資料として置いてくださるという話になり、先日図書館へ郵送にて納品完了した。これもコロナのため皆様に閲覧いただくのは先のことになるかもしれない。だが、貸出予約はできるかもしれないので、状況が判明次第お知らせできたらと思う*1

ちなみに、新聞掲載の少し前から図書館さんとはやり取りしていた。蔵書に至ったのは図書館に提供くださったどなたかのおかげである。図書館に届いた本は『BRANCH_HIROSHIMA』で、Facebookメッセージを連絡先とした名刺があったということは、おそらく第1回文学フリマ広島か当時の通販でお求めいただいた方であろう。ありがとうございます。そして蔵書を決め、快くやり取りいただいたお二人の図書館関係者さんにも感謝申し上げたい。

ちなみに、蔵書となるのは『あなたの知らない宮島』『BRANCH_HIROSHIMA』『BRANCH_HIROSHIMA vol.2 DOBASHI』の3作品である。

マドカラさん

またまた、それと同時進行で動いたのが広島のネット書店「ほんのみせマドカラ」さんでの取り扱いである。こちらも図書館同様『あなたの知らない宮島』『BRANCH_HIROSHIMA』『BRANCH_HIROSHIMA vol.2 DOBASHI』の3作品。マドカラさんは偶然にも西区(ネットオンリー書店だがサイトの情報欄に西区とある)。同じ西区の個人書店さんと来れば、即決である。しかもセンスある品揃えと紹介文。あの並びに我が本も、ありがたいお申し出に心が躍った。我が本を置いてくださる各店舗、この時期大変なこともあると思うがガンガン応援していきたい。

広島蔦屋書店ホリデイ書店Bookshop Traveller北欧フェミニズム入門・枇谷さん扱い)/ほんのみせマドカラ

今後の活動

先日、これもまた新聞掲載の日、用事があり広島蔦屋書店さんを訪問した。前回お邪魔した時よりもコロナの状況は変化していた。「ここでリトルプレスの灯火を消してはならぬ、頑張ろう」と蔦屋の担当Kさんとも語り合った。

現在、一応秋の文学フリマ東京に申し込んでは居る。2021年2月の文学フリマ広島も出たい。全てはコロナ次第だ。

さらにもう一つ目標がある。全て落ち着いたら、広島蔦屋書店でイベントを行うことだ。力強く「絶対にやりましょうね」と言われた日のことを私は忘れていない。各々の持ち場でやれることをやろう。主張するべきところは主張し、あらゆる情報を冷静に判別し判断しよう。

*1:4/16 15:54追記。予約の引きとりは今日までで、あとは臨時休館の模様…