文化的生活の記録

「旅文学」の小さな本を作っています。

冬到来

f:id:left_right:20171206200653j:image

習い事の帰りに寄り道をしてすっかり遅くなってしまった。十二月、陽が沈むのがとことん早くなったから、暗いなか帰宅すると夜遊びしてしまったような罪悪感がある。まだ十八時にもなっていないのに。

子どもと交通機関の窓の外を眺めていると、白くチラチラしたものが降ってきた。雪だ!と子どもが声を上げる。今年初めての雪。西日本のこの街は春と秋が短いけど、やはり今年も紅葉をほとんど楽しまない秋だった。

「冬って何月何日からなの」というように、季節の訪れに日付があるのかどうか、何度か子どもに訊ねられた。明確な日付などなく、だんだんと季節が巡っていくことを伝えてはいるけれど、多少の目安があったほうがいいだろうから「だいたい十二月から二月が冬とされることが多いかな」とは言っている。そのぼんやりした部分をだんだん理解してくれたらいい。

そこに雪が降ってきた。私は子どもに「冬来たよ、いま来たよ」と説明する。もう冬でいい。十二月だし、雪だし。頭の中に槇原敬之の「冬がはじまるよ」が流れる。今日はシチューにしよう。

 

 

写真は少し前に撮ったもの。秋に撮ったけど冬っぽい。